ワシントン一人旅 

1日目 ワシントンDC到着!

☆文中のリンクは写真へのリンクです。お楽しみください。

飛行機長い!!  
  成田空港11時10分発のNH2便にてワシントンへ向かった。たまたま座席が通路側で、更にもう片方の席にはなぜか人がいないという恵まれた状況で、12時間程度のフライト。それにしても長い!座席の前にある液晶モニターで映画やゲームなどが楽しめるようになっているが、エンジン音がうるさいため映画には集中できず、ゲームをやろうとすると調子が悪くできない。することもなくただボーっとした時間が過ぎていきます。今どこだろう?とモニターをあわせるとまだ太平洋上空・・。(-_-;)
緊張の入国審査  
  なんだかんだでようやく時間が過ぎていき、ダレス国際空港へ時間通り到着。ここで入国審査。果たして審査官のしゃべる言葉がわかるか、すごく不安だった。列に並び順番を待っていると、いろいろとトラブルになっている人がいてその不安が増していく。いよいよ僕の番。パスポートと入国カードを提示しながら「Hello!」と声をかける。審査官は落ち着いた声で「Hello」と言い返してくれた。「・・・・?」いきなり質問が来て、なんていわれたかわからない。幾つかの本に書いてあった台詞とは明らかに違う。あせって「Perdon?」というところを「What's?」と言ってしまったが、もう一度「Why do you visit ・・・」と言ってくれた。最初のほうの台詞がなんとか聞き取れたので、これはなぜアメリカに来たの?と聞かれたことに気づいたので、「Sightseeing」と一言答えた。次の質問は?と身構えていると、審査官はなにかをパスポートにホッチキスでとめて、スタンプをバンバン押したと思ったら、そのパスポートを返してくれた。あっけなく終了。荷物もないのであっけなく到着ロビーへ。
 まずはトイレによってから、売店で水を購入。1ドルちょっと。次にワシントンフライヤーコーチでWest Falls Church-VT/UVA駅へ向かうため、バスのチケット売り場へ。当然のように空港で迷子となり(笑)もう一度到着ロビーまで戻ってチケット売り場を探す。そんなこんなでようやくチケット売り場へ。なんて言うのか考えていたら、向こうから「Ticket?」と聞いてきてくれたので、「Yes」。「Oneway ticket?」と聞かれた。帰りの分まで買っておこうと「No」「Round ticket?」「Yes」ということになり、14ドル支払う。でっかいチケット(葉書くらいの大きさ)。バスに乗り込むと6,7人の乗客。中には日本人の乗客もいて、どうやら友人を迎えに来た現地に住む人、というかんじ。そのあと地下鉄の駅で隣にいたときに偶然顔をみたら、なんか某歌手に非常に良く似てました(女性アーティストで今度全米デビュー?する人)。
アーリントン国立墓地へ
 
   West Falls Church-VT/UVA駅に到着し、本で見たとおりにMetrorailのチケットを購入。最初はパスにしようかと思っていたのですが、結局フェアカード(日本の地下鉄でいうパスネットですね)を$20購入。料金が時間で変動するらしいので、多いかな?と思いながらも購入しましたが、結果的に買いすぎでした。名前は地下鉄ですが、この駅は銀座線渋谷駅みたいなもので地上を電車が走っています。時刻表は存在せず、ホームの電光掲示板に現在の状況が出るだけです。あと5分、とかもうすぐ来るよ、とか。だいたい5分間隔で電車はやってきます。この駅ではOrangeラインに乗れます。乗り込んでみるときれいで明るい車内。床はカーペットでした。Rosslyn駅でBlueラインに乗り換えてarlington駅へ。ここで下車してまずはアーリントン国立墓地へ。


永遠の炎とJ.F.ケネディ夫妻のお墓
 墓地前の道路が広いのにびっくり。とりあえずビジターセンターへ行って墓地内の地図をゲット。予想通りの広さだったので、一瞬ツアーモービルという観光バスに乗ろうかと考えましたが、時差ぼけ解消のために歩くことにしました。まずはJFKのお墓を目指します。道に「JFKのお墓はこっち」という標識がたくさんあるので迷う心配はありません。 JFKのお墓は、妻のジャクリーンさんと一緒に、木がちょっとだけ邪魔をしますが、ワシントンDCをほぼ一望できる場所にありました。「Silence and Respect」という表示には感心。多くの人がいましたが、さすがに静かでした。その横には弟のロバート・F・ケネディのお墓があり、こちらは白い十字架と白い墓石が印象的でした。その後、スペースシャトル・チャレンジャー号の事故で犠牲となった宇宙飛行士の慰霊碑を目指して歩く歩く。荷物を背負っていたせいか、日ごろの運動不足のせいか、とても長い道を歩いた気がしました。無名戦士の墓の裏手に慰霊碑はありました。この時点でようやくお昼。おなかもすいたのですが食べるものを売っている場所は当然なく、また、場所が場所なだけに持っていたチョコレートを食べることもはばかられたので我慢。来た道を戻って南北戦争時代の英雄リー将軍の住まいであったアーリントンハウスへ。ここはJFKのお墓を見下ろせる場所にあり、木にも邪魔されずにワシントンDCの町並みを一望することができます。遠くにCapitolがかすんで見えました。周りを見ると飲み物を飲んでいる人がいたので、僕も荷物を降ろし、階段に腰を下ろして水を一口。いやぁ、おいしかったです。
歩け歩け・・。  
    次は硫黄島記念碑を見るために、山を下ります。地図でよく確認しなかったのですが、まぁなんとかなるだろうという甘い考えで歩き始めたら、これがまた距離があります。広い場所なのに、どこにあるかわからない。困っていると遠くに観光バスらしきものが数台止まっている。これはきっと記念碑を見ている人に違いないと、その方向に向かって歩いていくとありました、とても大きな記念碑が。迫力のあるブロンズ像で、大きな星条旗がはためいていました。これを書いていて思い出しましたが、日本だとあまりない光景だと思ったのが、いろんなところに国旗が飾られていることです。昔は休日には各家庭の玄関先に日の丸がありましたが、最近はあまり見ませんよね。国旗というものに対する感情の違いなのでしょう。このあたりでかなりくたびれてきたので、ベンチに座り休憩。このあと一度墓地に戻り、そこからアーリントンメモリアルブリッジをわたってリンカーン記念館へ。手元の地図で見ると3kmくらいあります。橋を渡っていると、何人もの人がジョギングをしてました。まるで皇居の周りのよう。頭の上を航空機が着陸態勢で飛んで生きます。なかなか騒々しい。かなりへたばった頃にリンカーン記念館へ到着。すごい数の観光客がいましたねぇ。中に入ると大きなリンカーン像。夜はライトアップされてすごい光景らしい。夏であれば見てみたいところだが、今回は一人ということもありやめておきました。横の壁には「人民の、人民による、人民のための政治」という有名なあのフレーズが彫ってありました。

人がいっぱいのリンカーン記念館
ベンチで一休みしたあと、今度はNational Academy of Science前にあるアインシュタイン像を見に行くことにしました。本によるとベンチに腰掛けているアインシュタイン像があると書いてあったため、勝手に大阪市立科学館にあるような、ベンチに座る等身大の像だと思っていました。行ってみてびっくり。でかい!横に座って写真を撮ってこようと考えたのだがこれでは無理だ(笑)。像のすぐそばの交差点でホットドッグが売っているのを見つけ、おなかが減っていたのでとりあえず1つ買うことに。聞いたら$2とのこと。特に大きいの入れてあげるね、といわれたが、英会話能力がないため話は発展せず。こういうときに軽く会話ができると海外旅行も楽しいだろうなぁと思った。結構大きなホットドッグにケチャップをたっぷりかけてパクッ。美味でした。後で考えれば220円くらいだから、そんなに安いわけではなかったけれど、なんかおいしかったことが妙に記憶に残っています。
警戒厳重なホワイトハウス  
   
南側から撮りました。
次はホワイトハウスを目指して更に歩きます。1kmちょっとを歩くとホワイトハウス前の広場に到着。クリスマスの直後だったせいか、その広場の真ん中に大きなクリスマスツリーが。ただ、広場が広すぎて、ツリーは小さく見えました。その北側にホワイトハウスはありました。テロを警戒しているせいか、大きなコンクリートで南側の道路は封鎖されており、何人もの警官が立っていました。中には自転車(MTB)に乗っている警官もいましたし、ホワイトハウスの柵の中にはマシンガンを持った人が立っていました。本物のマシンガンを目の前で見て、改めてアメリカにいるんだなぁ、と実感。南側からだとかなり遠くに見える感じがしました。北側に回ればよかったのでしょうが、そんなに興味もなかったのでフォード劇場へ向かうことにしました。
地図を見ながら歩くこと10数分、フォード劇場に到着。中に入ろうかと思いましたが、多くの人がいて入るのが大変だったのでやめました。となりのハードロックカフェに入り、Tシャツなどを眺めていましたが、あまり気に入ったデザインではなかったので買わずに出てきました。そこでコーヒーでも飲もうかと思ったのですが、店内はめちゃくちゃ混んでいて入れず。仕方なく別なカフェを探したのですが、どこも混んでます。よく考えると日曜日の午後3時くらいですから当たり前ですよね。


わかりづらいですが、白い壁の建物がフォード劇場です。

チェックイン、そして・・  
  時差ぼけで眠いのと、歩いて疲れたこともあり。予定より早くホテルへ向かうことに。RedラインのMetroCenter駅からL'Enfant Plaza駅でGreenラインに乗り換え、2駅でホテルのあるNavy Yard、のはずが、乗り換えたらなぜか電車はポトマック川を越えていました。あれ?と考えていると、アナウンスで「Pentagon」と言ってます。そうです、間違ってYellowラインに乗っていました。同じホームに違う路線が入ってくるので、思わず乗り込んでしまったということで、もう一度戻って再度乗り換え。今度はちゃんとNavy Yardへ。インターネットで引き出しておいた地図を頼りに外へ出ると、写真どおりの光景がありました。周りには高い建物がないため遠くまで良く見え、目的のホテルがすぐに見つかりました。そちらに歩いていくと、目の前にはセブンイレブンが。周りにあまり食べ物を食べる場所がなさそうだった(となりにマクドナルドがありましたが)ので、セブンイレブンでサンドイッチ、マフィン、水を買い込んでホテルへ。いよいよチェックイン。再び自信のない英会話です。単語を並べる形でなんとかチェックインを済ませ部屋に入りました。着替えてベッド(ダブルベッドでした)に横になるとそのまま記憶が・・・目が覚めたら外は真っ暗で時計は8時半を指していました。夕食代わりのサンドイッチを食べ、テレビのスイッチを入れる。当たり前のように英語だけの番組。とりあえずESPNでビリヤードを見ることに。延々とビリヤードをテレビで見るなんであんまり経験ないですが、アメリカでは結構当たり前なんでしょうか。その後、CNNやWeather channelを眺めるも何を言っているかはまったくわからない。ただ、CNNは画面に英語でニュースが書いてあるので、それを読むのはなんとかなった。天気予報は温度がファーレンハイトで表示されているので、慣れるまで時間がかかりそうだ。明日は目的のスミソニアン航空宇宙博物館見学だ。

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